クラシックなふくら雀にアレンジを加えて、愛らしさを強調した花結び。一番の特徴は左右の羽根部分。羽根の中心を帯締めで結びますので、まるで蝶がとまっているような可憐な帯結びです。
先に帯板をあて、柄止まりを背中心にし、二巻きします。手先は手幅4つ分の長さが目安です。
たれ先が上になるように帯の上線で結びます。
たれは結び目近くで肩から少し出る位に羽根をとり、2つ山ヒダをつくり、ゴムで固定して仮紐で押さえます。
※ここまでは「ふくら雀」と同じです。
手先を2つ折りにして仮紐の中に入れます。
左右の羽根が交差したところに帯枕をのせ、帯揚げをかけて前を結び、仮紐をはずします。
次にたれで帯枕の幅と同じくらい下で逆箱ヒダをつくります。
逆箱ヒダをとったたれに紐をかけ、羽根と背の間に入れ込み前で結びます。
ふくら雀と同様にたれを折り上げ、帯締めを結びお太鼓部分をつくります。
先は広げ、リボン型に2つ山ヒダをとり、中心をゴムで固定します。 ゴムの上に飾り紐を結び、羽根を整えます。
これで、蝶がとまったような可愛い花結びのできあがりです。