まずは基本のゆかたの着付けです。
以下の手順に沿って丁寧に進めていきましょう。
肩に着物を羽織り、片袖ずつ袖に手を通します。
衿先を持ち上げ、くるぶしくらいの高さに裾位置を決め、背中心決めます。
上前の衿先を腰骨くらいに合わせ前幅を決めます。
03 で決めた位置を動かさないように上前を広げます。
下前を左の腰骨まで引いてつま先を少し持ち上げます。
※下前と上前の衿先を少し持ち上げると裾つぼまりになりスッキリ見えます。
上前を合わせて腰紐(ワンツー腰紐)をします。
ワンツー腰紐は衿先に滑り止めを当て、後ろから前によく引いて留めます。
前から回しても同じく引いて留められます。
腰紐は腰骨の少し上に巻くと安定します。
ワンツー腰紐はマジックテープの伸び縮みが腰にフィットしてピッタリと留まります。
左右の身八つ口から手を入れて、おはしよりをおろします。
右手で下前の衿を、左手で左身八つ口から手を通し、下前衿をもちます。
下前のおはしよりは、内側に三角におりあげます。(写真左下)
後ろのおはしよりを下ろします。(写真中央下)
後ろのおはしよりの中の手の動きは逆鉢の字にするとシワが綺麗に伸びます。(写真右下)
衿元のずれを防止するために、コーリンベルトを使用します。
左手でコーリンベルトを持ちます。
左の身八つ口からコーリンベルトを入れ、内側で三角に折り上げた下前の衿を留め具で留めます。(写真左下)
コーリンベルトを後ろに回します。(写真中央下)
上前の衿を合わせ、留め具で留め、背中のシワを取り身八つ口の始末をします。(写真右下)
伊達締めを巻きます。
背縫いを下に引き、左右にも引いてしわを伸ばします。
両脇の身八つ口を合わせておきます。
おはしよりが長い場合、下線が水平になるように余分を持ち上げ伊達締めの下から挟んで整えます。
スルリット(帯板)を付けます。
スルリットの下側から締めるように留めて完成です。
きものでお出かけしたときに、いくら動作に気をつけていても、時間がたつと着崩れてきてしまうことがありますよね。
そんなとき、着崩れてきたときの正しい対処法を知っていれば、大きな着崩れになってしまう前に直すことができ、一日中、着付けたときの素敵なきもの姿を保つことができます。
ここでは、着崩れをおこしやすい部分ごとに、対処方法を紹介します。